あれっ・・・久々でした

今日、ちょっとだけ教員をやっていてよかったと思った患者さんが来ました。

患者さんはこの3月まで私が勤めている学校の学生でしたが、ある事情があって卒業をせずに今は札幌の建築会社で働いています。

彼は受付時間ギリギリに作業服のまま「先生、お久しぶりです。足を捻挫しちゃいました」と学生時代より少し締まったからだで明るく挨拶してくれました。学生時代は常につらそうで、明るい表情でいることがすくなかったのですが 久々に彼の明るい顔を見たのと、診察しようと靴下を脱いでもらった足は自分で巻いた包帯で固定されていました。彼は実技の試験を何度か落とし、包帯は苦手な学生でした。私が包帯法を受け持っていたのですが、柔整師の夢を絶った今でも私の教えを覚えていてくれたのでした。彼は資格を取ることは出来ませんでしたが、自分でどうにかしようとした処置は学校に通った証ではないでしょうか。彼を柔道整復師にしてやることは出来ませんでしたが、教わったことを実践してくれていたことが何となくうれしくなりました。